2025年5月10日土曜日

霰との会話

 

「春は…好き。」

「いいわね。暖かくなってきて、元気に動けるし」

小さく頷く。

「その意味では夏のほうが好きかな、霰はどう?夏のほうが好きじゃない?」



表情は少ししか変わらないが、目線が少し落ち、手が上がって顎に近くなる。

アゴに手をあてて考えるポーズに近くなる。



「そうかお前さん、夏だったな…悪ぃ」

「ここは霧は出ないから大丈夫。」

「ありがとう。改二になったしな。」



春。とはいえもう五月だ。

「花見でも行くか」

「桜は散っちゃってますけどね。」

「薫風を嗅ぎにいくのさ」