ひとつのゲームの世界は、この現実世界に比肩しうる
「春は…好き。」「いいわね。暖かくなってきて、元気に動けるし」小さく頷く。「その意味では夏のほうが好きかな、霰はどう?夏のほうが好きじゃない?」表情は少ししか変わらないが、目線が少し落ち、手が上がって顎に近くなる。
アゴに手をあてて考えるポーズに近くなる。「そうかお前さん、夏だったな…悪ぃ」「ここは霧は出ないから大丈夫。」「ありがとう。改二になったしな。」春。とはいえもう五月だ。「花見でも行くか」「桜は散っちゃってますけどね。」「薫風を嗅ぎにいくのさ」